集客、採用、ブランディング、、、
企業としてSNSを始めようとしている広報担当者の方へ。
「結局どのSNSから始めたらいいの?」
「TikTokやインスタがいいって聞くけど、SNSの知識がない…」
「自社に合うSNSがわからない」
と思ったことはありませんか?
「SNS」と言っても、X(Twitter)やInstagram、TikTokなど、色々な媒体がありますよね。
この記事では、よく使われる主要なSNS(Twitter、Instagram、TikTok、YouTube)の特徴や強み、選び方について分かりやすく解説しています!
「自社に合ったSNSを知りたい」「企業アカウントを運用していきたい」
と考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
SNSを選ぶとき、「基準」になるものとは
「どのSNSを使ったら良いのか悩む」という時は、各種SNSの特徴や用途を理解するのが一番の近道です。
どのSNSも、運営会社は当然「より多くの人に利用してほしい」と考えています。
そのために、何度もアップデートをして、機能を増やしたり改善したりしています。
そして、公式サイトには、「このSNSはこんな目的で、こんな風に使ってくださいね」
と明記されているのです。
これは、「そこに書いてある内容に沿った運用ができればアカウントが伸びる」ということでもあります。
ですが、インスタやTikTokの公式ページを見ても難しそうな用語が並んでいたり、解説している記事も専門用語が多くなかなか理解できないと感じる人も少なくないはず。
そこで今回は、各種SNSが公式に発表しているSNSのコンセプトや作り手の意図を分かりやすく解説していきます。
また、企業アカウントの運用者目線で「どんな場合にそのSNSが向いているのか」についても触れていますので、最後までしっかり読んでみてください。
X(Twitter)
特徴
・140文字以内のテキスト投稿がメイン
・興味関心のあることを中心として繋がる人が多い
・リポスト(リツイート)機能があり、拡散力に優れている
・年齢層は20代〜40代と幅広い
X(Twitter)は、140文字以内の短いメッセージを投稿できるSNSです。
ですが、「Xプレミアム」というサブスクリプションサービスを利用すれば、最大2,500文字まで投稿できます。
X(Twitter)には、他の人や自分の投稿を再投稿できる「リツイート機能」があります。これにより、投稿が拡散され、多くの人に情報が届きます。
投稿がリツイートされれば、フォロワーのフォロワーまで情報が届き、より多くの人に商品やサービスを知ってもらうことができます。
さらに、X(Twitter)が発表しているコンセプトは「会話と議論に開かれた場を提供する」というものです。これは、単に情報を発信するだけでなく、他のユーザーと「交流」することが重要だということ。
つまり、ただ「投稿する人」と「見ている人」という関係ではなく、お互いに“会話”をすることが伸ばしていく上で重要なポイントです。
Xを運用するなら、投稿内容の文章だけでなく、フォロワーなど他のユーザーとの「会話」を積極的に行うことでアカウントが伸びやすくなります。
適正
X(Twitter)は、気軽なコミュニケーションやリアルタイムな情報発信に最適です。
そのため、企業アカウントの運用だと
「プレゼントキャンペーンを行い、拡散してもらう」
「新商品の認知を広めたい」
「期間限定のサービスや商品について発信したい」
など、情報を速やかに広めたい場合に向いています。
ただし、情報が広まりやすい反面、炎上のリスクもあるため、発信内容には細心の注意が必要です。
特徴
・画像や動画での投稿がメイン
・世界観をアピールできる
・「検索手段」として使われることが多い
・年齢層は10代〜50代と幅広い
Instagramのミッションは「大切な人や好きなことと、あなたを近づけること」。
つまり、見ている人のタイムラインには、その人にとって興味深い投稿が優先的に表示されるということ。逆に「興味がない」と判断された投稿は、表示されにくくなります。
また、画像や動画の投稿以外にも、
24時間で消えるリアルタイムな発信に向いている「ストーリーズ」
視聴者とリアルタイムでコミュニケーションが取れる「ライブ配信」
などの機能もあるので、画像や動画を届けること以外にも、見ている人とのコミュニケーションが取りやすいSNSです。
適正
Instagramは、動画や画像の投稿がメインなので、商品やサービスの魅力を視覚的に伝えることができます。
そのため、美容、アパレル、飲食などの画像や動画で紹介すると伝わりやすい商品やサービスを提供する企業が多く利用しています。
また、Instagram内でECサイト(オンライン上のショップ)として活用する機能もあるので、雑貨や洋服などの販売で使われることもとても多いです。
ですが、商品やサービスに興味がある人と直接コミュニケーションを取りやすいので、安心感や親近感が生まれやすく、通販以外の集客にも使いやすく「バランスのいいSNS」と言えます。
TikTok
特徴
・音楽に合わせたショート動画の投稿がメイン
・AIがユーザーの興味に合わせて動画をおすすめしてくれる
・スキマ時間の娯楽として見る人が多い
・年齢層は10代~30代の若年層が多い(※平均年齢は34歳)
TikTokのミッションには、「創造性を刺激し、喜びをもたらす」という表記があります。
そのため、TikTokではユーザーが普段見ている動画の傾向を元に「その人の興味関心に合ったもの」を自動的におすすめしてくれます。
このTikTok独自のレコメンド(おすすめ機能)によって、アカウントを開設したばかりでフォロワーがいない状態でも、動画の内容によっては多くの人にアカウントを認知してもらえるという可能性があります。
そして、TikTokで動画投稿をする人の割合は若年層が多いのですが、実はTikTokを利用しているユーザーの平均年齢は30歳を超えています。
つまり、若年層以外に向けたものも、しっかり見られています。
適正
TikTokは、ショート動画の拡散力を活かして、幅広い人に商品やサービス・企業の魅力を伝えることができます。
Instagram同様、グルメやファッション・美容などの集客はもちろんですが、ユーザーの平均年齢の高さを考えると「求職者」に向けた採用活動や、「BtoBの集客」を行いたい企業にもおすすめです。
「採用」を行いたい企業の場合、会社の雰囲気を発信することで、求職者は求人サイトだけでは分からない”会社のリアルな雰囲気”を知ることができます。
会社としても、社風に合った人材を集めることができます。
YouTube
特徴
・長尺の動画投稿がメイン
・投稿タイミングに関係なく視聴され続ける可能性がある
・娯楽や情報収集として見る人が多い
・年齢層は10代~70代と幅広い
YouTubeのミッションは「すべての人に声を与え、彼らに世界を示すこと」です。これは、”誰もが発信し、他の人々と共有できる状態”を表しているので他のプラットフォームと表現は似ています。
ですが、YouTubeはTikTokと違い、“長い動画の投稿がメインのSNS”です。
そのため、短い動画では伝えきれない、しっかりと情報の詰まった動画を発信することができます。
そして、YouTubeがほかのSNSと大きく違うのは、「投稿した動画が蓄積されていく」という点です。
特に拡散力の強いX(Twitter)やTikTokでは、トレンド(流行り)の移り変わりも激しいので、投稿がタイムライン上でどんどん流れていきます。
しかし、YouTubeの場合は「タイムライン」のおすすめだけでなく、「インターネット検索」されることで動画が見られることが多いので、投稿直後にあまり再生されなかったとしても、内容に需要があれば「時間が経ってから検索で辿り着いて再生される」こともあります。
適正
YouTubeでは、長尺で「情報の詰まった動画」を投稿することができるので、文章や画像・ショート動画よりもさらに詳しく商品やサービスの魅力を伝えることができます。
情報量が多いことで、商品やサービスについて沢山のことを伝えることができるので、動画一本で購買や予約まで繋げられる可能性が高くなります。
そのため、「高額な商品やサービスの集客」や、自社ブランドに対して「濃いファンを獲得したい」場合などに適しています。
まとめ
各種SNSの特徴と適性
X(Twitter)の特徴
・インスタ運用の基礎知識をつけたい
・専門用語の意味と使い方を知りたい
・初心者にも分かるような言葉で解説してほしい
X(Twitter)の適正
・インスタ運用の基礎知識をつけたい
・専門用語の意味と使い方を知りたい
・初心者にも分かるような言葉で解説してほしい
Instagramの特徴
・主に画像や動画を投稿するSNS
・「検索手段」として使われることが多い
・ストーリーズやライブ配信で、見ている人とコミュニケーションが取れる
Instagramの適正
・美容、アパレル、飲食など画像や動画で紹介すると伝わりやすいものの「集客」
・オンライン上のショップと連携して、雑貨や洋服などの「販売」
・購入を検討している人やリピーターのお客様との「コミュニケーション」
TikTokの特徴
・音楽に合わせたショート動画の投稿がメイン
・AIがユーザーの興味に合わせて動画をおすすめしてくれる
・スキマ時間の娯楽として見る人が多い
TikTokの適正
・動画で、グルメやファッション、美容などの商品やサービスの「集客」
・求職者に向けた「採用活動」
・「BtoBの集客」(幅広い年齢層が見ているため)
Youtubeの特徴
・長尺の動画投稿がメイン
・投稿タイミングに関係なく視聴され続ける可能性がある
・娯楽や情報収集として見る人が多い
Youtubeの適性
・長尺で情報を多く詰め込んで発信したい場合
・高額な商品やサービスの集客
・ブランドや企業に対して「濃いファンを獲得したい」場合
目的に合わせて使い分けよう
いかがでしたか?今回は、各種SNSの特徴や向き不向きについて解説しました。
企業がSNSを活用するには、利用している人の目的や用途を理解した上で、自社の目的に合ったSNSを選ぶことが大切です。
SNS運用を検討中の方は、SNSの特徴を知って自社に合うSNSを選びましょう!